「未来のミライ」を観たお話。
こんばんわ、ハープです。
前々から見たいと思っていた「未来のミライ」を映画好きの友人と見に行きました。
※この先ネタバレ注意!
アニメ映画は大好きな私。
しかし今回の作品は少し事前評価が荒れており、友人にも少し不安を煽られながら視聴。
部分部分は後から語りますので、先に結論から出させていただきます。
「ストーリー仕立ての短編集」
今回、視聴後にしっくりこなかった理由は、一本のストーリーとして見るには少々難しい展開だったからだと思います。
問題提起→時間旅行→成長→次の問題提起
といったような、物語の中で起承転結が連続して起こるような作品だったので、結論で述べたように短編集に似た雰囲気を私は感じました。
ただそれがじゃあ映画として駄作かと言われるとまた難しく、今までの細田守作品にない展開だったことから、「新しいことをやろうとしてるのかな?」といった印象を受けました。
短編集的に話が展開される中、1つ1つ世界観が全面に出されてる点には引き込まれる所がありました。
特に最終、物語でもメインにあたるステーションの世界観は過去作「サマーウォーズ」のOZワールドに近しいものがありました。
ただそれを受けて逆に思ったことがあります。
「ステーションの世界観を広げて1つの作品が出来たのではないか」と。
今回の作品ではそう思う箇所が幾度とありました。
ひいじぃちゃんの戦後の世界、ステーションでの自己証明世界、それに根本的にくんちゃんの実世界。
多くの世界観が1つの作品に詰め込まれているので良い意味でお得感があり、悪い意味で窮屈で追いつかなく感じた要因だと思われました。
疑問点はもう1つあります。
「ミライちゃん要素が少ない…。そもそもタイトル要素も少ない…。」
視聴した人は同じ感情を持つと思います。
「未来のミライ」とは名ばかりで、ミライちゃんが出るシーンはそれほど多くありません。
さらに未来要素もうんと少なく、どちらかというと作品内では大半が過去への冒険です。
その点に関しては疑問を持つ方もいらっしゃるのではないかと感じました。
長くなりすぎても困るのでこの辺にしようと思います。
最後に個人的に良いか悪いかで尋ねられると正直リピーターにはなれないというのが本当のところになります。
しかし、大きく人を選びますが人によって好きな方も必ずいる作品だと思います。
以上で「未来のミライ」を見た私ハープの映画レビューは終わりとさせていただきます。
ありがとうこざいました。
ではまた。