大好きなセブンイレブンを調査してもっと好きになろうブログ
こんばんわ、ハープです。
過去ブログ内で何度か話したこともありますが、私はセブンイレブンが大好きです。
今回はその「セブンイレブン」にスポットを当てて、人気の理由と経営戦略について探っていきたいと思います。
伸び続けるセブンイレブン
まずはここ数年のセブンイレブンの売り上げ業績と店舗数を見ていきます。
下記のグラフは売上高の推移です。
平成20年度 27,625 平成21年度 27,849
平成22年度 29,476 平成23年度 32,805
平成24年度 35,084 平成25年度 37,812
平成26年度 40,082 平成27年度 42,910
平成28年度 45,156 平成29年度 46,780
平成30年度 48,988 (億円)
毎年右肩上がりで伸びており、この10年で約1.8倍もの売り上げを記録しています。
次に店舗数の推移です。
平成20年度 12,298 平成21年度12,753
平成22年度 13,232 平成23年度 14,005
平成24年度 15,072 平成25年度 16,319
平成26年度 17,491 平成27年度 18,572
平成28年度 19,422 平成29年度 20,260
平成30年度 20,876
店舗数は直近の10年間で約8,000店舗増加していることがわかります。
しかしここまで急激に成長した理由にはどういったことが関係しているのでしょうか。
次はその点について調査していこうと思います。
社会変化に柔軟に対応
上記に過去10年の営業成績を明記しました。
ちょうどその頃、2009年にセブンイレブンは新しく「『近くて便利』なお店を目指す」とコンセプトを建て直しました。
コンビニ=そういったイメージな気もしますが、セブンイレブンの現在の実態を見ると「近さ」「便利さ」という点において本当の意味でコンセプトに沿ったものになっていると感じます。
セブンイレブンはコンセプト達成のために社会変化に着目しました。
- 人口問題
- 女性の就業率増加
- 買い物・サービス拠点の減少
少子高齢化に女性の活躍、小売店の減少から消費者に生じる「不便」「不安」「不満足」を解消すべく戦略を打ち立てます。
家庭ニーズに合わせた品揃え
- セブンプレミアムパウチ惣菜
家庭の食卓ニーズに合わせ、冷蔵のパウチ惣菜を拡大しました。
保存しやすく料理の手間も省け、家事負担の軽減や自己時間の創出につながると考えました。
私たちがよく見るサラダチキンや金のハンバーグなど、セブンのお惣菜は皆さんもお世話になることが頻繁にあると思います。
私みたいな自分の時間を1番に大切にする人間にはありがたい限りです。
2. フライヤー惣菜
レジ前に置いてある、いわゆる「ホットスナック」と呼ばれるものですね。
セブンイレブンの充実したフライヤー惣菜も時間の取れない家庭に合わせたものだと考えられます。
3. オリジナル冷凍食品
消費量が年々上昇志向にある冷凍食品。
セブンイレブンに限らず、近年の技術革新で長期の保存が可能になりました。
セブンイレブンでは出来合いのものから調理素材まで、幅広い品揃えを始めました。
少人数世帯に向け小分けされた包装にすることで、社会変化に合わせた品物提供を行っています。
ちなみに私はセブンイレブンの冷凍の焼き鳥が大好きです。
4. カット野菜
一人暮らしをしていると、「キャベツ1/2どころか1/4も要らないんだよなぁ」と思うことが多々あります。
そんな時にこのカット野菜に大変お世話になります。
セブンイレブンでは少数世帯の家庭に焦点を向け、品揃えを行なっていることがわかりました。
次はサービス面に注目します。
買い物を支援するサービス
1. 食事お届けサービス セブンミール
高齢化が進み、コンビニへ行くことにも負担を感じる層が増加しています。
そう言った背景を受け、セブンイレブンでは電話、インターネットで自宅に食事をお取り寄せするサービス「セブンミール」を始めました。
セブンミールでは医師、管理栄養士による監修のもと、健康に配慮されたメニューづくりがされています。
また、商品提供時に高齢者の安否確認も兼ねる支援協定を結んでおり、地域と親身に関わっていることがわかります。
ちなみに初めてこの協定を結んだのはここ石川県で、2012年に他県より1年以上早くこの取り組みに参加しています。
2. 移動販売「セブンあんしんお届け便」
2011年5月、「セブンあんしんお届け便」が開始されました。
出店困難な地域へ移動車販売を行い、全国41台のセブン軽トラックが現在では稼働しています。
3. セブンらくらくお届け便
上記と似た名前ですが、こちらは商品を買っても重くて持ち帰りづらい商品などを対象に超小型電気自動車や電動アシスト自転車等で代わりに運んでもらうサービスです。
4. オムニチャネルの推進
今後、さらに高齢化が進み、現在以上に買い物に不便する方は増えると考えられます。それにより、ネットでの買い物(eコマース)需要も同様に増加していきます。
そこでセブン&アイグループは2015年11月、あらゆるシーンでも買い物ができる「オムニ7」を開始しました。
いつでもどこでも商品の閲覧と購入を可能にし、自分の都合の良い場所での受け取りを追求しており、オムニ7での買い物をセブンイレブン店舗での受け取りにすると送料無料で受け取ることが可能です。
私ハープもこのサービスをフル活用しており、限定品やブランド品等を除いてはネットショッピングの多くをこの「オムニ7」で行なっています。
「あんまり商品数ないんでしょ…」と感じる読者の方もいると思います。
全然そんなことありません。
ご自身の目でご確認ください↓↓↓
セブンイレブングループはデパートや電気量販店も入っているので、想像よりあらゆる商品が揃っていると感じると思います。
その他地域社会に対する取り組み
セブンイレブンのHPでは、企業の社会的責任(CSR)の活動報告が随時更新されています。
活動の幅も多岐に渡り、毎月なにかしらの活動を行なっているためここでは紹介しきれないため、是非是非下記のURLからチェックしていただいてほしいです。
https://www.sej.co.jp/csr/news.html
まとめ・感想
今回の調査から、セブンイレブンでは地域社会に寄り添った経営を行っていました。それによって、信頼される企業づくりを達成していることが現在のセブンイレブンの高い業績を生んでいるとわかりました。
「近くて便利」を本当の意味で達成するために、多くのサービスを展開していることがわかりました。
私たち消費者は、提供されたサービスを有効活用することでより便利な買い物をしていくべきだと思います。
そうすることで消費者と企業の距離が「近くて便利」というコンセプトに私たちが協力していくべきだと考えました。
ではまた。
参考資料
https://www.sej.co.jp/company/suii.html - 株式会社セブン-イレブン・ジャパン 「売上高、店舗数推移」
https://www.sej.co.jp/csr/feature.html
- 株式会社セブン-イレブン・ジャパン「変化の対応と、挑戦の歴史」